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介護施設見学会レポート 株式会社ソーシャルトライ 就労支援センターむすび


日 時 令和4年12年20日(火) 13:00~14:15
施設名

株式会社ソーシャルトライ

就労支援センターむすび

施設概要

事業内容:

・就労継続支援A型事業所むすび

・就労継続支援B型事業所むすび

・就労移行支援事業所むすび

・生活訓練むすび

・相談支援事業所むすび

開 所 2017/2/1
法人名 株式会社ソーシャルトライ
職員数

全体:18名 男性5名、女性13名、パート2名

ホームページ https://www.social-try.jp/

見学会の様子

事務所会議室にて開会。法人概要・施設概要を大谷様からお話ししていただく。各事業所のパンフレットを見ながら、事業の内容を説明していただく。また、求人票を見ながら条件等も詳しく説明していただいた。

◆就労継続支援A型:

介護施設「つつじの家」のシーツ交換や、「大衆食堂むすび」の調理、農作業などの仕事をしている。むすび利用者と職員の給食も作っている。利用者5人に対し支援員1人が付き、仕事の見守りや助言などをする。見学時は利用者が全員仕事場へ出勤した後で、ホワイトボードの分担表など見せていただいた。

◆就労継続支援B型:

部品組み立てや農作業を行い、利用者には工賃が支払われる。騒がしい環境が苦手な利用者は、グループ法人の保育園の一室を借りて作業をすることもある。5~6人の利用者に職員が一人付いており、利用者の特性に合わせて助言をしたり、作業の準備をしていた。

◆生活訓練:

引きこもりや不登校だった方などが利用すること多い。まずは通うことを目標に、話す練習や調理実習など生活能力の向上に向けた訓練を行っている。

◆就労移行支援:

就労に困難さがある方が対象。職員は指導員として、履歴書の書き方やビジネスマナーの訓練などの指導を行う。教材は市販のものもあるが、職員が用意することもある。利用者は知的障害の方や精神障害の方など様々なので、利用者に応じた支援を考えることが必要との事。見学時は上司への適切な言葉遣いをテキストを用いながら考え、利用者同士で発表し合っていた。

◆相談支援事業所:

相談支援事業所に登録している利用者は100名ほど。その内むすびに利用の登録をしているのは80名ほど。各事業所の定員はA型18名、B型20名、移行支援8名、生活訓練8名。経験、資格が必要。

〈送迎について〉

どの職員も送迎を行うことになる(短時間勤務のパート以外)。送迎車はハイエースを使い、9人ほどを1時間半くらいかけて朝と夕方送迎する。送迎先は同じ方面でまとまっているが、山形市や西川町などへも送迎する。どの地域でも送迎できるよう、はじめは何度か同乗して覚えてもらう。

事業所の概要

・株式会社ソーシャルトライは介護事業を運営している特定非営利活動法人あじさいのグループ企業として発足。現在5事業所を展開しており、すべて1つの建物内で運営している。

・建物は元々ホームセンターだったため広い1フロアに事業ごと仕切りを設けた造りになっていて開放的。利用者によっては賑やかな音が苦手な方も居るので、壁で区切られた部屋も設けられている。

質疑応答

Q.研修期間はどのくらいですか?

A.3ヶ月ほど職員が付いて仕事を教えます。送迎も慣れるまで職員と回ってもらいます。

Q.グループ法人への異動もあるとの事ですが、どのように決まりますか?

A.利用者との相性と、職員の希望を踏まえて異動することも可能にしています。

Q.農作業の畑は市内にありますか?

A.寒河江市内と大江町にも事業所所有の畑があります。事業所の畑以外に外部の農家さんの畑仕事を手伝うこともあります。