ゆとりと一緒に仕事への自信と誇りを感じる職場 新事業所の開設に向けて準備が進んでいます
じんわりと温かみを感じるぐらいに暖房が入っていました。山形県立河北町病院の南側、「ひいなの里」に併設された地域交流ホールには、10名を超える見学者が集まりました。
主に求職者を対象とした職場見学ツアー午前部が始まりました。阿部施設長、生活相談員の鈴木係長から施設概要が説明された後、二班での施設内見学が行われました。
特養、ショートステイ、デイサービス等々、各々の広いフロアが四方に配置されています。スタッフの声掛けに合わせて体操をしていたり、音楽療法のビデオを鑑賞していたり、様々な活動が行われていますが、のんびり、ゆったり、といった表現がピッタリの空気感でした。
施設見学を終えると、スタッフの皆さんも加わった意見交換会となりました。女子会風に和やかな雰囲気でしたが、仕事に対する姿勢ややりがいが話題になると、凛とした表情に変わるスタッフさんに、プロ意識の高さを感じました。
施設西側では、来春オープンに向けて、新事業所の建設工事が行われていました。新しい施設に新しい仲間が加わり、ゆったりとしたサービスが広がることを祈っています。
本格的なギャラリ&カフェにびっくり 皆さんの作品には独特の世界観がありました
午後の部の会場に移動。 寒河江川を渡りバイパス手前、Gallery&Cafeあるあーる」はすぐに見つかりました。
ギャラリースペースでは、11月1日開催の「へのへのもじもじ展」が準備中。真っ白な壁に色鮮やかな作品、異空間を思わせるお洒落な店内でした。
クリームシチューをメインにしたランチは、おいしかったです。スタッフの皆さんが丁寧に配膳する様子を、パートナー(職員)の皆さんはしっかりと見守っていました。
参加者のランチ終了を待って、カフェフロアを貸し切っての施設見学会となりました。管理者の海鋒様だけでなく、スタッフの皆さんからもカフェ事業を手がける苦労話や障がい者支援事業としての難しさ、喜び
などが語られました。
カフェからは送迎車で5分。就労場所でもある「さくらんぼ共生園」も見学させて頂きました。いたるところに陶芸作品が積まれ、”工房”といった室内には、機織り器や絵画も所狭しと置かれていました。
カフェで使われるだろうカップも制作中でした。重厚な陶器でご馳走になったコーヒーは、味わい深いものでした。
この見学を機に、福祉の仕事について参加者の興味関心が高まることを期待し、就労までの支援も含め、山形県福祉人材センターでは今後も福祉人材のすそ野を広げるこうした事業を展開していきたいと思います。
<見学をしての感想>
・仕事の内容に魅力を感じた。
・やってみたいと思った。
・福祉の仕事を選択肢の一つとして考えたい。
<その他 ご意見・感想から>
・介護施設と障がい者施設、2か所ともそれぞれに違いがあり、見学できてとても参考になりました。
・個人ではなかなか見学できない所でした。
・障がい者施設の見学も出来て、視野が広がり勉強になりました。一人一人の一生懸命な姿をみて、自分も励まされた気持ちになりました。
・「ひいなの里」・・・とても魅力的な職場とお見受けしました。職員一人一人が自信と誇りを持ち働いていらっしゃるのを強く感じました。
・「あるあーる・さくらんぼ共生園」…どちらも、スタッフ(利用者)もパートナー(職員)の方もいきいきとのんびりと好きな事を仕事として毎日できる事は幸せな事だなと感じました。