社会福祉法人妙光福祉会「やすらぎの里金井」様
開所10年の施設は真新しさでいっぱい
介護食ランチは、お腹も気分も満腹でした
中規模施設ではあるものの、事務棟2階に設けられた会議室の広さは十二分。10名弱が参集しました。求職者のほかに、近隣地域の方の参加もあり、「職場」に加えて、「地域の福祉施設」といった側面からも様々な説明が行われました。
「地域貢献は福祉施設の使命」柳生理事長のお話しにはチカラがありました。地域の皆さんとの接点を大事に、積極的に外に出向くよう職員指導を行っているとのこと。台風接近時に自主避難者を受け入れたり、農園を無料で提供したり、長年にわたる活動の一端を聞くことができました。
特別養護老人ホームの三つのユニットや小規模多機能型の各フロア、一般利用も可能な岩盤浴など、施設内の見学もありました。平屋作りで天井が高く、入光口が多いので明るい室内。木のぬくもりを感じる清潔な施設です。
午前のメインイベントは、介護食ランチ体験。筆者もご馳走になりましたが、そのクオリティの高さに、びっくりしました。真空パックの具材を湯煎しただけとは思えない、焼き鮭の食感はそのまま。あんかけのお豆腐には、高級感がありました。
ここ金井の厨房で調理された真空パックが、寒河江や蔵王、各施設に搬送されるとのことでした。
参加者自らが盛り付けを体験するなど、福祉施設をより身近に感じられる見学会だったのではないでしょうか。
社会福祉法人輝きの会「総合福祉施設いきいきの郷」様
20年超の歴史と大きさに守られた安心感
地域と人を大切にする総合施設です
車での移動は10分足らず。「ゆ」の大きな文字が特徴的な総合福祉施設「いきいきの郷」で午後の部がはじまりました。
大きな建物を見上げながら、成安温泉側の入り口から、4階の会場に案内されました。
3名の施設長それぞれが施設の概要や働き方の現状などを説明し、スクリーンでは、地域との交流の様子や、介護ロボット「HAL」を導入した当時の新聞記事なども紹介されました。ほかにも、介護支援機器機材の導入を積極的に行っており、「人を大切に」「職員を大切に」といった運営方針であるとの説明もありました。
施設内を見学・案内頂きましたが、とにかく広く、大きな施設です。
5階建てのケアハウス棟、デイサービスや特養、障がい者支援施設、機能回復訓練室は大規模体育館、温泉施設には25メートルの温水プール・・・。まさに「総合福祉施設」でした。
ケアハウスや障がい者支援施設は初めてという参加者も多く、設備面に感心の声が上がったり、各職場への配属方法が話題となりました。
水害危険地域との説明がありましたが、それ以上に安心できる建物と設備であることは、十分理解できました。
11月11日には、地域交流事業「第21回いきいき祭」を開催するとのこと。様々な催し物や模擬店販売など、本当に楽しみです。
福祉施設を見て・聞いて・学ぶ、今回の職場見学ツアー。今回の見学を機に、介護施設や障がい者施設への興味が深まり、就労へ繋がることを期待します。
今後は10月29日に今年度第2回目の職場見学ツアーを企画しています。