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9月11日(火)介護のしごとミニ講座 社会福祉法人悠々会 特別養護老人ホームしらいわ

 今年度3回目の「介護のしごとミニ講座」は、寒河江市の社会福祉法人悠々会特別養護老人ホームしらいわ様のご協力を頂き、9月11日の開催となりました。

 冒頭、板垣施設長は、無資格未経験の方に向けて、ご自身の経験を踏まえたメッセージを送られました。

「私も無資格未経験で入職しました。新しい仕事にチャレンジする時は、不安でいっぱいでしたが、14年経った今、高齢者の支えになる介護という仕事に誇りを持っています。」

 ”一歩踏み出す勇気をもてた人” には、当法人のバックアップが保証されているとのことでした。

 同法人理事長の豊岡様も今回の講座に同席してくださいました。豊岡理事長からは「介護は医療との連携も大事。認知症を勉強することも面白い。福祉は人間嫌いでは駄目、人が好きな人に働いてもらいたい。65歳定年だが、延長再雇用で70歳を超えても歓迎。短時間パートも相談にのれる。ぜひ介護の仕事をやってみないか」等のお話がありました。

「介護のしごとについて」

 

 多目的ホールの大きなスクリーンでは、施設ご担当者が作成したPPTスライドが投影されました。参加者の中には、介護未経験の方が多いこともあり、「特別養護老人ホームとは」からはじまり、介護員の一日、食事介助、入浴介助、排せつ介助といった介護の基礎を学ぶ内容になっていました。

 プレゼンテーションを担当された生活相談員の村上主任は、介護職員の仕事内容を丁寧にお話しされました。プレゼンの最後は、施設でのレクリエーションの様子が映し出されましたが、6枚の写真全てをそれぞれ紹介してくれました。

施設内見学

 

 参加者が2班に分かれて、施設内を見学しました。平屋造りの施設は、圧倒的に広く、100床10ユニットがゆったりと配置されていました。

 平成18年に開設され、10年以上経過している室内は、その年輪を感じることなく、清潔で明るく、平成28年に増床された新館との区別がつきませんでした。

 市内の銭湯より広い一般浴室や様々な機械浴槽、個別浴室も複数設けられていました。

 天井が高く白を基調とした廊下と古民家風の梁や柱が多いリビング、メリハリのあるデザインは、気分を高揚させる効果があるのかもしれません。

職員さんの体験談

 

 介護の現場職員である佐藤主任と後藤さん、お二人が、介護入職のきっかけや現職のやりがいなどについてお話しがありました。

 今回を機にご自身を振り返ったであろう原稿準備には、相当に苦労されたのではないでしょうか。お二人とも原稿を片手に、とてもしっかりした口調でお話しされました。

 施設開所から12年目となる後藤さん。50歳を目前に介護に飛び込んだ佐藤主任。それぞれの年代で、様々な知識と経験を積んできたお二人のお話しは、参加者各々に深く吸収されたように思います。

 お年寄りの支えになっているというやりがいや人と関わることの喜び。仕事を通じて自分自信が向上していける。などなど、力強いご説明に感心するばかりでした。